米民間企業スペースXの無人宇宙船「ドラゴン」が、国際宇宙ステーションへの物資補給を完了して帰還した。
スペースXは航空宇宙局(NASA)のシャトルが2011年に引退した後、国際宇宙ステーションへの物資補給を請け負ってきた。ドラゴンによる補給は16年末までに予定されている計12回のうち今回が4回目。
ドラゴンは同時に、長期の有人宇宙飛行というNASAの目標に向けた科学実験にも協力している。
今回は無重力状態が動植物に与える影響を調べる実験で生きたマウスを乗せ、野菜の種を持ち帰った。
また、地球の気象を観測する装置や3Dプリンター、計255個の実験装置などを宇宙ステーションに届けた。
民間企業がNASAと協力して宇宙開発に取り組んでいるとは、さすがアメリカ。